虫歯・歯周病・予防に関する質問
- 虫歯になりやすい家系や体質などはありますか?
虫歯は生活習慣の一面と唾液の性質・歯の硬さ・歯並びなど元々持っている遺伝的要因も関係しています。
虫歯は歯質・細菌・食事・時間という複数の要因が重なって初めて虫歯になります。 毎日のお食事、飲み物や間食についての見直しや ご自宅での正しいフッ素使用を行うことで予防が期待できます。 特に、虫歯になりやすい方は
定期的な歯科医院でのメンテナンスをお勧めします。 ホームケアや虫歯予防についてお気軽に歯科衛生士にご相談ください。
- 歯周病になりやすい家系や体質などはありますか?
歯周病は、虫歯と同様に直接的に遺伝することはありません。
ただし、ご家族に歯周病で多くの歯を失った方がいる場合は、早期の検査や治療をお勧めします。歯ブラシや歯間清掃といったホームケアに加え、喫煙や糖尿病などの全身疾患とも深く関連しており、細菌や歯並び、全身の健康状態が影響します。歯周病は早期発見により重症化を防ぐことが可能です。まずは歯周病の状態を検査で確認することが重要で、治療方法は進行度に応じて異なります。
最も大切なのは、家庭でのケアによって口腔内の細菌を効果的にコントロールすることです。歯科医院では、適切なケア方法を指導し、自宅で取り切れない細菌を除去します。
- メンテナンス、クリーニングはどのくらいの頻度で行けば良いですか?
メンテナンスの頻度はリスクにより異なりますが、一般的にお口の中の細菌は3ヶ月を過ぎると病原性が高まると言われています。そのため、歯周病の治療中は1ヶ月以内での来院,、メンテナンスで大丈夫な状態(歯周病が安定している)に入っている方は1~3ヶ月に1度のメンテナンスを推奨しています。
特に虫歯や歯周病のリスクが高い方には、1ヶ月ごとのメンテナンスやクリーニングをお勧めしています。
また、お口の状態が変わった場合は、通常より短いスパンでのご来院をお勧めします。
担当の歯科衛生士が適切な時期をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。
【参考論文】
Axelsson P,Lindhe J: The significance of maintenance care in the treatment of periodontal disease. J Clin Periodontal, 8:281-294,1987.
このような論文、データに基づき、長くても3ヶ月ごとのメンテナンスが推奨されることが多いです。
- メンテナンスに行けば虫歯にならないのですか?
メンテナンスにお越しいただくことで、虫歯の早期発見、コントロール方法をご説明できますが、それだけでは虫歯予防は十分ではありません。なぜなら、食事のたびに歯は少しずつ溶けるからです。頻繁な間食や飲み物の摂取など、生活習慣にも気をつけていただく必要があります。また、正しいフッ素の使用も欠かせません。歯科医院でのケアとご自宅でのケアを組み合わせることで、虫歯を効果的にコントロールできます。 あなたに合った予防方法をお伝えしますので、お気軽にご相談ください。
- 次回までの治療は間を開けずに行った方がいいのでしょうか?どのくらいのペースで通うのがおすすめですか?
治療の内容により治療の間隔は異なります。
例えば根の治療の場合、極端な話1週間に2、3回来院されても効果がありません。
なぜならば根の中をきれいにして消毒のお薬をなかに詰めているからです。 その治療ごとに必要な間隔があるので担当医にお問い合わせください。
メンテナンスは、お口の中の状況によりますが1ー3ヶ月間隔でメンテナンスに受診されることをお勧めいたします。
- 口臭が気になります。歯磨きを頑張っているのになぜ口臭が取れないのでしょうか?
口臭の原因はいくつかありますので、歯ブラシだけでは対策が難しい場合もあります。
いくつか要因がありますので、ご確認ください
1 細菌の残りが多い
歯ブラシだけでは頑張って磨いていても
6割ほどしか細菌の除去ができないと言われていますので必要に応じて歯間清掃なども併用していただくことをお勧めしています。 また歯並びや、合わなくなっている・古い治療箇所には細菌が残りやすいためコントロールが難しくなっている場合があります。
2歯周病
歯周病が進行すると歯茎に炎症が起き、独特の臭いが発生します。歯科医院での治療や定期的なクリーニングで歯周病のケアを行うことが効果的です。
3舌の汚れ(舌苔)
舌の表面に汚れが溜まると口臭の原因になります。舌ブラシなどで優しくケアすることで改善することが多いです。
4口の乾燥
口の中が乾くと細菌が増えやすくなり、口臭が強くなることがあります。水分をこまめに摂り、唾液の分泌を促すガムや、唾液腺マッサージが効果的です。
5内臓の不調や生活習慣
胃腸の不調や食生活、ストレスなども口臭に影響することがあります。改善しない場合は内科の受診も検討してください。 歯科医院での定期的なチェックを受け、原因に合ったケアを行うと口臭の予防につながります
- 奥歯が黒く見えるのに虫歯ではないと言われました。なぜでしょうか?
歯の噛む面には、咬合面溝という溝があります。
細かい溝なので着色もしやすく虫歯か虫歯ではないか見分けることが非常に重要です。
黒く見えている原因は虫歯以外に、着色の可能性も高いです。
虫歯の場合でもすぐに削る必要がない初期虫歯の可能性もあります。
虫歯には、5つの段階があります。
初期虫歯、う蝕第1度、う蝕第2度、う蝕第3度、う蝕第4度
う蝕第1度までは、治療の対象にはなりません。
なぜならば、エナメル質(歯の表面の白い部分)はフッ素をしっかり取り込んでいくと歯の強度が上がり進行を抑制することができます。
またう蝕が進行しているかどうかレーザーで探知し数値化して調べることができる機械(ダイアグノデント)を使用して治療すべきかを感覚ではなく数値で判断しておりますので、歯に負担がない最小限の治療になるように心がけています。
また、着色はお茶やコーヒーなどのステインによる着色のことも非常に多いです。 奥歯が黒くて心配な時には、ぜひご相談ください。
- なぜクリーニングの時にすごくしみることがあるのですか?
歯がしみる要因はいくつかあります。
1. エナメル質(歯の表面)の摩耗
エナメル質は歯を保護する硬い層で、触っても痛みは感じません。クリーニング中に細菌や歯石を除去する際、エナメル質が薄い場所に刺激が加わると、痛みやしみを感じることがあります。
2. 歯茎の炎症
歯周病や歯ブラシがうまく当たっていない場合、歯茎が炎症を起こして腫れたり、過敏になりやすくなります。特に歯周病が進行していると、歯茎が後退し、さらにしみやすくなります。
3. 歯茎の後退
歯周病、加齢、強いブラッシングなどで歯茎が下がっている場合、歯の根元が露出しやすくなります。根元にはエナメル質がないためしみやすくなります。
4. 虫歯や合わない詰め物の隙間
クリーニングでは水を使いますが、虫歯や詰め物が合わないことで隙間があると、水がしみて痛みを感じることがあります。
しみにくい、快適なクリーニングを提供させていただけるように 毎回しみる場所がある、ホームケアでもしみるところなどはぜひお気軽にご相談ください
- エアフローは自費治療ですか?
当院で定期的にメンテナンスをお受けいただいている方は保険を適用してエアフローによる清掃を行っています。しかし、歯周病治療が必要な場合、治療期間中は症状に合わせた機材を使用するため、エアフローは保険適用外となります。
初回からエアフローをご利用ご希望の場合や、濃いステイン(タバコのヤニなど)の除去が必要な場合は、保険外での費用がかかります。
特にステイン除去には専用のパウダーを使う必要があるため、保険適用外となることをご了承ください。
ご来院の際に詳しくご説明いたしますので、不明点がございましたらお気軽にお尋ねください。
- 歯の着色を綺麗にしてもらうことはできますか?
歯の着色を除去し、綺麗にするためのクリーニングが可能です。
日常生活でつきやすいコーヒー、紅茶、タバコのステインは、歯の表面に付着しているため、専用の機器を使用することで、歯科医院で効果的に除去できます。
特に当院ではエアフローを使用しており、歯の表面を傷つけることなく細かいパウダーで着色・細菌を効率よく落とすことができます。
本来の歯の色に戻るだけでなく、クリーニングによって歯の健康も守られますので、定期的なケアをぜひご検討ください。ご不明点はいつでもお気軽にご質問ください。
- 知覚過敏はなぜ起きるのですか?
知覚過敏は、象牙質が外部の刺激に対して敏感になるために起こります。
歯の表面を守るエナメル質が摩耗したり、歯茎が下がることで歯の根元が露出すると、象牙質にある無数の細い管を通じて冷たい飲み物や歯ブラシを刺激として感じてしまい、しみるようになります。
また、歯ぎしりや虫歯によってもしみやすくなる場合があります。
知覚過敏用の歯磨き粉を使う、またはフッ素塗布や正しい歯ブラシでしみる症状を軽減することが可能です。
要因がいくつか考えられるので一度歯科医院で原因の確認をお勧めします。
- 自分の使っている歯ブラシや歯磨き粉が合っているかわかりません。歯医者さんで相談してもいいのでしょうか?
もちろんです!歯ブラシや歯磨き粉などホームケア用品があっているかを確認することは虫歯予防や歯周病治療、知覚過敏の予防などに非常に重要です。
道具だけでなく、より良い使用方法をご説明させていただきます。
来院時に歯科衛生士にお気軽にご相談ください。
また、必要があればよりお口の状態にあったツールをご提案させていただきます。
- 誰でも年を取ると歯周病になるのですか?
年齢を重ねるとリスクは高まりますが、必ずしも年を重ねることで歯周病を発症するわけではありません。
加齢により歯茎や歯を支える組織が弱くなったり、細菌に対する防御力が低下します。
また、全身状況とも関連するため飲んでいるお薬や全身疾患の有無により歯周病の発生リスクが高まります。
しかし、日々の歯磨きや定期的な歯科検診で健康を維持しやすくなります。 年齢に関係なく、予防的なケアが重要です
- 区から送られてきた子供のフッ素券や、歯の健診の紙はそちらで使えますか?
区から送られてくる検診は歯科医師会加入の歯科医院が対象となっているため、当院は対象外となっております。(区が歯科医師会に委託している事業のため)
しかしながら、お子様のフッ素塗布をご希望される場合には、普段病院にかかる際に提示する医療券をご持参いただければ、窓口でのお会計はございません。(2〜18歳で都内在住の方)
大人の方の検診も通常のメンテナンスで行っている内容の方遥かに精度が高いものとなります。
区から検診を進める目的は、歯科医院へメンテナンスにいく習慣が無い方に向けて、歯科医院へ行くきっかけ作りです。 つまり、普段から定期的に歯科医院でメンテナンスを受けていらっしゃる方には不必要なものです。
矯正・噛み合わせに関する質問
- 矯正はいつからスタートするのがベストでしょうか?
矯正には、小児矯正と成人矯正があります。
小児矯正は、6・7歳までに開始するのが一般的です。
小さい頃から理想的な歯並びに誘導することで将来虫歯や歯周病の予防、正常な顎の発達に繋がります。
成人矯正は、年齢関係なくいつからでも基本的には受けることができます。 矯正には、大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類があります。
まずは、診査診断が必要になるので歯並びが気になる方はお気軽にご相談ください。 きれいな歯並びは、虫歯・歯周病予防となりご自身の歯を長持ちさせるための最大の予防法です。
- 噛み合わせや歯並びが昔から変わった気がします。なぜでしょうか?
大きく分けて3つの理由が考えられます。
① 重度の歯周病
歯周病が進行すると歯を支えている骨が溶けて、歯が動いていき噛み合わせが変わってしまうことがあります。歯周病の治療を受けることで進行を遅らせることが必要です。
② 歯ぎしり、食いしばり
歯は、健康な状態であっても生理的動揺という少しの動きがあります。 そして、歯ぎしりなどで歯がすり減ることにより噛み合わせは常に変化していきます。 また、歯がすり減ってしまい本来は歯の中にあった部分が露出して知覚過敏の症状が強くなったり、最悪の場合には歯が割れてしまうこともあります。
歯ぎしり、食いしばりの自覚がある方や、歯科医院で指摘された方は、歯を守るために夜寝る時に装着する、マウスピースを装着することをお勧めします。
③ 親知らずに押されている
埋まっていた親知らずが生えてくる時に、歯並びが変わることがあります。特に横に埋まっている親知らずは、歯並びを圧迫し噛み合わせが大きく変わることが多いです。
親知らずが生えてくるのは20代がほとんどですが、それ以降でも歯の並びがずれてくる方もいます。 小さなずれは、マウスピース矯正で比較的簡単に治すことができるのでお気軽にご相談ください。
- ワイヤーの矯正とマウスピースの矯正、どちらの方がいいのでしょうか?
ワイヤー矯正とマウスピース矯正のそれぞれ特性がありますのでご希望に合わせてご選択していただければと思います。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと言われる装置をつけてワイヤーを通して歯を動かします。一般的に表に装置が付くので見た目が気になる方はお勧めできません。また、装置とワイヤーが付くため歯を磨きにくくなってしまいます。しっかりメンテナンスを継続することをお勧めします。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、歯の表面に透明なポッチをつけて22時間以上マウスピースを上下装着することにより歯を動かす矯正方法です。 表にワイヤーを装着しないので見た目は目立ちません。食事をするときには外すことができるので好きなものを食べることができます。 マウスピースが装着できないと歯が動かないので、毎日マウスピースをしっかりとつけられる方にお勧めします。
- マウスピースは保険内で作ることができますか?
保険内でくいしばり用のマウスピースを作成することは可能です。
しかし保険上のルールで上下のマウスピースのどちらかのみの作成になります。上下で作成希望の場合は1つ目のマウスピースの作成から半年以上経過してから、もう1つのマウスピースが作成可能となりますのでご注意ください。
- スポーツマウスピースを作ってもらうことはできますか?
作成可能です。
スポーツジムでウェイトトレーニングの時に使うなど気軽に使いたいものと、格闘技などで使用するような精密なものなど各種取り揃えておりますので、ご相談ください。
保険診療対象外となります。料金は料金表のページを参考になさってください。
親知らずに関する質問
- 親知らずは抜かないといけないのでしょうか?
抜くのをお勧めする親知らずを3つご紹介します。
①一度でも傷みがあったり、腫れたりしたことがある親知らず
細菌感染が原因で親知らずは痛みます。必ず繰り返すので、繰り返す前に抜歯をお勧めします。特に女性は妊娠すると女性ホルモンの関係で歯茎が腫れやすくなるため、早期に抜歯することを強くお勧めします。
②手前の歯とぶつかってしまってて歯磨できない部分がある親知らず
親知らずとぶつかっている部分は非常に虫歯になることが多いです。 歯の横は、表面から神経までの距離が短いため小さな虫歯でも神経まで到達してしまう場合があります。手前の歯を守るためにも早めの抜歯をお勧めします。
③矯正治療をする場合
矯正治療をする場合、親知らずによって歯が動きにくくなってしまうことがあります。
また、横に埋まっている親知らずは手前の歯を押して矯正後の後戻りがしやすくなってしまう場合がありますので、矯正前に抜くことをお勧めします。
- 親知らずを抜くと腫れたり痛みが出ますか?
抜歯をした後は2、3日後がピークで腫れや痛みが生じます。
生え方、埋まり方によりますが、上の親知らずより圧倒的に下の親知らずで腫れることが多いです。腫れが完全に治るのに1週間ほど時間がかかります。大事な予定や旅行などは避けて歯を抜く日程を決めていただけると良いかと思います。
痛みがある場合でも鎮痛薬を服用すれば日常生活は普通に過ごすことができます。痛みや腫れが強い時には、激しい運動や飲酒、サウナ、長時間の入浴などは避けてください。
インプラントに関する質問
- インプラントはどのくらい持ちますか?
インプラントのネジ本体は、しっかりメンテナンスを行なっていけば自分の歯と同じように使うことができます。第二の永久歯となります。
上部構造と呼ばれる歯の部分は、被せ物などと同じく経年劣化で壊れたりすることはありますがインプラントの生存率(10〜15年)は、場所やお口の中の状況によって異なりますが上顎で約90%以上、下顎で94%と報告されています。
インプラントは、治療の中でも持ちのいい治療といえます。
- インプラントは周りから良い評判を聞きませんが本当に大丈夫ですか?
歯のないところに歯を補う治療には、ブリッジ・入れ歯・インプラントがあります。
入れ歯は、取り外ししなくてはならないので外食などではかなり不便を感じる方が多くいらっしゃいます。 ブリッジは、取り外しはしなくていいものの両サイドの歯を削らなくてはなりません。
インプラントは、ブリッジとは異なり両サイドに歯を傷つけることがなく歯がない部分に歯を獲得できる唯一の方法です。
整った設備、正確な知識をもとに行うインプラント治療は、とても良い治療です。
- インプラントを入れてもらいたかったのですが、骨がないのでできないと言われてしまいました。やはり骨がない場合には諦めるしかないのでしょうか?
骨がない場合は、骨を増やす手術をしてインプラントをすることが可能です。
ただ、骨を作る治療は非常に難しいため対応できる歯科医師は限られております。
他院で断られてしまった方も当院ではインプラント治療が可能な場合が多いので、諦めずに是非一度ご相談ください。
- インプラントはインプラント専門のところで受けた方がいいのでしょうか?
インプラントは、処置をしたら終わりではなく一生涯、自分の歯と同様にメンテナンスが必要です。
インプラントを手術する場所とメンテナンスをする歯科医院(かかりつけ歯科)で行うことで細かなフォローができるので可能であればかかりつけ歯科でのインプラント処置をお勧めいたします。難しい場合は、かかりつけ歯科と密な連携が取れる医院での処置をお勧めいたします。
セラミック・補綴治療・入れ歯に関する質問
- セラミックは割れやすいので心配です
セラミックの材料は陶器でできており、強度は天然歯よりも硬いです。
そのため、セラミックは割れにくい材料の一つです。 ですが「噛み合わせが強い」「ぶつけた」など、過剰に衝撃を受けた場合は割れたり欠ける可能性があります。
ですが、セラミックに限らず天然歯の場合でも割れる可能性はございます。 当院では、患者様のお口の状況に合わせて(噛み合わせ)、材料のご提案をさせていただいております。
また、セラミックよりも強度がある人工ダイアモンドでできている「ジルコニア」もございます。当院ではセラミックもジルコニアもどちらも取り扱っておりますので、その方にあった材料をご提案しております。
- 保険外の被せ物に保証はありますか?
保証はありますのでご安心ください。
最大5年間の保証を設けております。何かトラブルがあった際は、ほとんどの場合保証が対象となります。
詳しくはスタッフまでお声がけください。
- セラミックの被せ物はなぜ歯科医院によって金額が違うのですか?どこで入れても同じではないのですか?
「セラミック」は高い技術をもった技工士が作成しています。また、選んでいただく材料によっては強度や色合い、透明感が異なります。「セラミック」は保険適用されない治療です。価格の設定は医院独自で設定が可能になるため金額が異なります。
当院は熟練の技工士と密な連携を取って被せ物を作製しております。安全性、耐久性、適合性、見た目すべてが最高の水準の被せ物を提供しています。
- ジルコニアとはなんですか?セラミックとは違うのですか?
わかりやすい言い方に変えると、ジルコニアは人工ダイヤモンド、セラミックは陶材です。つまり『ダイヤモンド』と『せともの』の違いで原材料が異なります。
ジルコニアの強みは「強度」です。
セラミックの強みは「透明感」です。
歯科医師が患者様の口腔内に最も合うものをご提案させていただいております。 必要に応じて専門のカウンセラーも対応させていただいております。
- 保険の白い歯と自費の白い歯の違いはなんですか?
保険の白い歯で使用される材料は通常「レジン」です。レジンは白いですが、耐久性の低い材料です。普段の生活で割れてしまう可能性があります。
また、劣化してくると変色し汚れが付着し歯肉の腫れや口臭の原因になります。
自費(保険外)の白い歯で当院で扱っている材料は「ジルコニア」と「セラミック」です。レジンと比べると、耐久性にも優れ、変色もありません。また、汚れが付着しにくい素材でもあるため歯肉の腫れや虫歯のリスクも低くなります。
- 入れ歯を作ってもらうことはできますか?
入れ歯の治療も対応可能です。 種類によって保険内治療、保険外治療がございます。患者様のご希望を伺い、ご要望に沿うよう作成させていただきます。
ホワイトニングに関する質問
- ホワイトニングは一回で白くなりますか?
ホワイトニングを過去に行った方は、一度の施術でも効果を感じる場合があります。
しかし、初めての方には2回以上の施術をお勧めします。
施術回数が多いほど、効果的に歯が白くなります。元々の歯の色や歯質により、白くなりにくいこともありますが、複数回の施術で現状より明るい色になります。
当院で初めてホワイトニングを行うほとんどの方は、2回以上の施術を希望されます。 効果は1〜2年持続し、タッチアップでは1回の施術で再度白さを維持することが可能です。
- エステのホワイトニングと歯医者さんのホワイトニングの違いはなんですか?
大きく2つの違いがあります。
1. 使用する薬剤の違い
エステでは医療用ではない低濃度の薬剤を使用するため、効果の持続が短くなりますが、価格が手頃で痛みが少ないのが特徴です。 一方、歯科医院では医療用の高濃度薬剤を使用できるため、短期間で効果が現れ、持続性が高くなります。
2. 施術者の資格の違い
エステでは資格が不要で、医療資格を持たない施術者が行うこともあります。歯科医院では国家資格を持つ歯科医師や歯科衛生士が担当するため、歯や歯茎を確認しながら安全に行うことが可能です。
手軽さを重視するならエステ、効果と安全性を求めるなら歯科医院といった選択肢になるかと思います
- ホワイトニングの料金は、なぜ歯科医院によって違うのでしょうか?
ホワイトニングには大きく2種類あります。
① オフィスホワイトニング
歯科医院で行うホワイトニングで、薬剤の濃度も高く、短期間で効果が現れるのが特徴です。
② ホームホワイトニング
マウスピースを作成し、ご自宅で行うホワイトニングです。ご自身のタイミングで行うことができることが特徴です。
これら2つの組み合わせによっても価格が異なります。
使用する機材や薬剤の種類や濃度、メーカーの違いにより医院ごとに費用に差が生じます。
さらに、技術力やスタッフの専門性も価格に影響します。当院では、ホワイトニングについて専門的に学んだ【ホワイトニングコーディネーター】が多数在籍し、安心して施術をお受けいただけます。
- ホワイトニングをすると歯が弱くなるのですか?
ホワイトニングによって歯の表面や内部が大きく変化することはなく、歯が弱くなったり虫歯になりやすくなることは通常ありません。ただし、薬剤の影響や元々の歯の状態によっては一時的にしみる症状や鈍痛を感じることがありますが、多くの場合は24時間以内に症状が落ち着きます。症状が気になる場合には、知覚過敏用の歯磨き粉で改善することが可能です。さらに、近年の研究では、ホワイトニングに使用する薬剤により一時的に口腔内の虫歯菌や歯周病菌が減少することも確認されています。安心してホワイトニングをお受けください。
神経・抜歯・治療間隔に関する質問
- 神経をなるべく取りたくないです。なぜ神経を取らないといけないのでしょうか?
神経をとらなくてはいけない原因は大きく分けて2つあります。
①神経の炎症を起こしている状態
虫歯が大きくなり歯の中の神経まで到達してしまっている場合は、神経をとらざるおえません。夜も眠れない痛みを生じることも多く、神経をとらないとその症状は、神経をとらないと感染が広がり歯を残せなくなってしまいます。
②神経が感染してしまい根の先に膿をためている状態
すでに神経は感染してしまいなくなっている状態です。神経の治療を行わないと根の先の病巣は大きくなっていき根の治療では残せなくなり抜歯になってしまう可能性が高くなります。
症状がない場合もあるので、しっかり定期検診に受診しましょう。
- 歯をなるべく抜きたくないです。なぜ歯を抜く必要があるのでしょうか?
私たちは、残せる歯は残していくことを大事にしております。
場合によっては、専門医と連携をはかり、可能な限り残す方法を模索し治療をご提案させていただきます。 しかしながら、抜かなければならない歯は残しておくことにより周りの歯や体に悪影響を及ぼします。
しっかり診査、診断をして抜かなくてはいけない場合はしっかりご説明させていただきます。 ご不明点はいつでもご相談ください。
- 歯医者さんで根の先に膿が溜まっているので、被せ物を外して再治療をする必要があると言われてしまいました。前の歯医者さんが下手だったからでしょうか?
根の治療は、経験豊富な歯科医師が治療したとしても再発する可能性はあります。
理由としましては、根の形態が非常に複雑な血管のような構造だからです。
シンプルな一本の筒のような構造ではなく、植物の根のような複雑な構造をしている場合も多くあります。
また、根の治療が成功して、被せ物をしても被せ物の隙間から細菌が侵入し根の先に膿が溜まってしまうこともありますし、歯周ポケットから細菌が入り込み再感染をする可能性があります。再感染の理由はひとつではありません。
- 麻酔が苦手です。痛くない麻酔はできますか?
当院では、なるべく痛みに配慮した治療を心がけています。 まず、歯肉の表面を塗る麻酔を浸透させた後になるべく痛みが少ないように細い注射針で麻酔を行います。 しかしながら、歯肉の状態や部位によっては、麻酔が効きにくく無痛にはならないことがあります。ご心配なことがございましたらいつでもご相談ください。
診療体制・安心して通うための質問
- 歯科医師や歯科衛生士さんはなぜ担当制なのでしょうか?相性が合わない時にはどうすれば良いでしょうか?
当院では予防歯科をメインで行っているため、患者様には長く通っていただきたいという願いから担当制を設けております。担当制にすることで信頼関係や、患者様の小さな変化、以前から現在までの状態をしっかりと管理できるため担当制にしております。 相性が合わない場合はお近くのスタッフや受付スタッフにお伝えください。担当を変更させていただきます。
- 子供が治療を怖がってできません。どうすればよいでしょうか?
大人でも歯科医院に行くことが不安な方が多く、特にお子様にとっては怖い場所に感じられることが少なくありません。以下をご参考にしてみてください。
1. 歯科医院に慣れる
当院は治療だけでなく、メンテナンスや予防にも力を入れております。まずは簡単なクリーニングや歯ブラシ練習などで来院し、診療台やスタッフに慣れてもらうことがおすすめです。
未就学児のお子様には親御さんも同席可能なのでより、安心していただけます。
2. ご自宅でポジティブな声かけを
「歯がピカピカになるよ」など、歯医者をポジティブに伝えましょう。「怖くない」といった否定的な言葉は避けてください。
また、当院はママさんスタッフが多く在籍し、女性だけの歯科医院です。
歯科医院らしくないカフェのような雰囲気やアロマの香りでお迎えしております。 その日頑張ったお子様にはガチャガチャの楽しみもあります。安心してお越しください。
- 歯のレントゲンはどのくらいの頻度で撮影した方がいいのですか?
大きな顎のレントゲンは、1年に1回撮影することをお勧めします。
健康診断で肺のレントゲンをとるのと同じと思っていただければわかりやすいでしょうか。
健康であると思っていても見えないところに異常がある可能性があります。 根の先に膿が溜まっていたり、埋まっている親知らずが感染していたり、歯の根が割れていたり、ただお口の中をみるだけでは気付けない病気は多く存在します。
定期的なレントゲンでの確認を当院では推奨しております。
当院はデジタルレントゲンを導入しているため、従来のフィルム式のものと比較して非常に被曝量が少ないためご安心ください。(飛行機に乗る時に受ける放射線より少ないです)
- くいしばりが強く、頭痛や肩こりもあります。朝には顎がとても痛いです。歯医者さんに行けばいいのか、どこに相談すればいいのかわかりません。
私たち歯科医師にご相談ください。
日中食いしばる癖のある方(TCH;tooth contacting habit)や夜間就寝時に食いしばりや歯軋りをしてしまう方がいらっしゃいます。
お口の周りの筋肉を過度に使うので起床時に顎のだるさを感じる方がいらっしゃいます。
また、食いしばり歯軋りをする方は、歯がすり減り知覚過敏の症状が生じやすくなってしまいます。
- 歯医者さんに不信感を持っていてなかなか歯医者さんに行く勇気が持てません。今までの歯医者さんでは高額な治療を強く勧められたり、毎回先生が違っていたり、治療も痛く、すごく待たされたりしました。
当院では初めてご来院した際、治療に進む前にカウンセラーによるカウンセリングのお時間をとっています。その際に、主訴や当院に対して期待していることなど、お話をお伺いいたします。
歯医者が苦手な患者様にも安心して通っていただけるように、カウンセラーにご相談くださいませ。
また、カウンセラーが患者様一人一人に適した素材のご提案をしています。
それぞれ特性があるため、患者様だけでは適切な判断が難しいため、それぞれの種類をわかりやすくご説明させていただきます。
決して、高額な治療を勧めることはございません。安心してご来院ください。
当院では、担当制を導入しているため、毎回歯科医師が違うことはありません。
歯科医師は曜日ごとに出勤が決まっているため、日程によっては別の歯科医師で施術させていただく可能性はありますが、事前に患者様に担当が変わることはお伝えさせていただいています。
痛みが出ると思われる治療は事前に浸潤麻酔をします。
麻酔をする前に、表面麻酔をすることで痛みを和らげることができます。
当院では患者様を長くお待たせすることがないよう、予約制をとり、十分に治療時間を設けています。
ご予約の患者様を第一優先でご案内させていただきます。
- 歯医者さんでとても待たされるので後のスケジュールを立てることができません。なぜあんなに待たされるのでしょうか?
当院では全てご予約制になりますので、比較的お待ちいただかずにご案内させていただいております。充分に治療時間を設けており、ご予約の方を第一優先でご案内させていただいております。
ただし、医療機関であるため急を要する患者様の対応が必要な場合もございます。
- 院長先生にみてもらうことはできますか?
院長で拝見することは可能ですが、WEB予約からご予約はお取りいただけません。
お電話のみでのご予約になります。お電話口で院長希望とスタッフまでお伝えください。
保険診療・自費診療・支払いについて
- 保険診療と保険外診療(自費治療)の違いを教えてください
保険診療は保険制度のルールにしたがって、治療方法や使用して良い材料が決まっています。
保険診療の基本は、機能回復のための最低限の治療です。もちろんできる限り質の高い治療のご提供はしておりますが、限界があります。 一方で、保険外診療(自費治療)は、治療や材料に制限がありません。
最新機器、高度な技術、精密な材料、審美性がある材料を選択することが可能です。 患者様のご希望やご要望に合わせて、ご提案させていただいております。
- 高額な治療の場合には分割でお支払いすることは可能でしょうか?
分割の支払いが可能です。
クレジットカードをお持ちでしたら、お好きな回数でお支払いが可能です
クレジットカード以外のお支払いでしたら、「デンタルローン」をおすすめしています。
クレジットカードと比べると手数料が低くなる可能性があります。
ご検討の方はスタッフまでお声がけください。
- 治療費をクレジットカードで支払うことはできますか?
全ての診療費用でクレジットカードでの支払いが可能です。
ただし、保険診療と1万円以下の自費治療でクレジットカード支払いを希望される場合には、診察券アプリ(私の歯医者さん)にクレジットカードをご登録いただく必要がございます。ご不明なことございましたらお気軽にスタッフへご相談ください。
その他の質問
- 訪問歯科をお願いしたい場合には、どうすれば自宅にきてもらえますか?
訪問歯科ご希望の場合は、当院までお電話で直接お問い合わせいただくか、担当のケアマネージャーさんからご連絡いただく形で承っております。
まずは、対応エリア内かどうか事前の確認が必要となりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
また、保険証や介護保険証などの必要書類のご準備もお願いいたします。お問い合わせ後、必要書類の確認が完了次第、歯科医師や歯科衛生士がご自宅に伺い、治療や口腔ケアでご自宅に伺います。
- 訪問歯科はどの範囲まで来てもらうことができますか?どのくらいの費用がかかりますか?交通費はかかりますか?
保険適応の訪問診療の場合には医院から半径16km以内と決められています。
料金は治療内容によって変わりますが、おおよそ3000円前後の方が多いです。
ご不明なことがありましたらお気軽に、当院へ直接お電話でお問い合わせください。
ご家族の方でもケアマネージャーさんを通してでもどちらでもご予約を承ります。
お伺いする日の前までに問診票などをご自宅にお送りさせていただきます。お問い合わせの際にはお手元に、保険証や介護保険証をご準備していただくようお願いいたします。
当院では、交通費や駐車場代など治療費以外はいただいておりません。
- 子供と一緒に行っても大丈夫ですか?
もちろんお子様とお越しいただいても問題ございません。診察室にベビーカーを置けるスペースがございますのでベビーカーでもお越しいただけます。
同日に、保護者の方とお子様の、お二人の予約を承ることも可能です。
必要に応じて時間調節をさせていただきますので、ご相談ください。
- 予約は電話だけですか?
ご予約はお電話以外にも、WEB予約・公式LINEからご予約をお取りいただくことができます。
お忙しい方には24時間スマホからご予約が可能なWEB予約がおすすめです。HPにWEB予約のご案内がございますのでご利用ください。
通院中の患者様で、診察券アプリをお持ちでしたらアプリからでも24時間ご予約をお取りいただけます。公式LINEからのご予約は診療時間内のみ対応しております。
- 予約が取りにくい曜日や時間帯はありますか?
土曜日と平日の17時以降はご予約が大変混み合っております。
現在、歯科医師の治療は1ヶ月ほど、クリーニングは2ヶ月ほどご予約が埋まっております。日によってはご案内可能な枠もありますので、お気軽にお問い合わせください。

