医院ブログ

2020.06.15更新

こんにちは!歯科衛生士の小川です。

皆様、新型コロナウイルスの予防で手洗い・うがいを毎日されていると思いますが、さらに予防効果を上げるために是非「舌掃除」を取り入れてみませんか?

flower2新型コロナ対策に「舌掃除」を推奨する理由!

ウイルスは粘膜感染なので、粘膜をきれいにすることが予防にもつながります!

新型コロナウイルス性肺炎の発症には口腔内の細菌が大きく関係しているとも言われています。

口腔内には菌やウイルスが数千億いると言われておりますが、特に舌には数千億存在していると言われております。この舌の上の汚れを“舌苔”(ゼッタイ)と言います。

舌苔が引き起こすのは、誤嚥性肺炎など呼吸器疾患だけでなく、心臓疾患・脳疾患・感染症・アレルギー疾患などがあると言われています。

舌掃除をする事で、免疫力を下げないようにできるため、様々な疾患予防にもつながるといわれています。

flower2舌掃除はタイミングは特に朝がおすすめ!
寝てる間は唾液の量が減ってしまうので、特に細菌が繁殖しやすなります。お口を開いて寝てしまう方は特に乾燥するため、菌が繁殖しやすい状態です。そのため朝は舌苔の付着量が多いので、朝のブラッシング時に行うのをがおすすめです。

汚れが気になる時にも使用していただいて構いませんが、やりすぎてしまうと舌を傷付けてしまう可能性があるため、使用は1日1回にしましょう。

flower2舌掃除ってどんな道具を使えばいいの?
舌掃除をされてる方は「舌ブラシ」を使われていますか??
歯を磨き終わった後にそのまま歯ブラシで舌掃除しているって方も多いのではないかと思います。
歯ブラシで舌を掃除すると粘膜を傷つけてしまうため専用の舌ブラシで磨きましょう!!

flower2当院オススメの舌ブラシ!
では実際に舌ブラシを使用してみようと思っても色々種類がありますよね。
そこでおすすめしたいのが『Tepe 舌ブラシ』です!!!
プラスチック製の為、綺麗に洗えて清潔&半永久的に使用可能なためコストパフォーマンスが良いです。
舌ブラシの毛先が無いため、舌を傷つけてしまうことも防ぐことが出来ます
私も様々な舌ブラシを使いましたが、Tepeの舌ブラシ試してみてとても使いやすいと思いました!

毛先がある舌ブラシ、綿のような舌ブラシなど舌ブラシにも様々な種類もあります。
毛があるブラシは汚れを絡め取りやす為などのメリットもありますが、
繰り返し洗って使用するため不衛生になりやすく、定期的な買い替えが必要であったり、
過度な力を加えると傷つけてしまう可能性がありますので、使用には注意が必要です。

舌ブラシブログ

flower2最後に舌ブラシの使用ポイント
1 優しい力で磨く 
 舌はデリケートなので、優しく磨きましょう
 舌苔は1日では綺麗にならないので、継続して使用しましょう

2 舌の奥から手前へ一方向で磨く
 前後に動かしたりすると、菌を喉の奥に送り込んでしまう可能性があります
 必ず奥から手前に引くように使用してください

3 鏡を見て舌苔の付着しているところだけ磨く
 舌苔が付いている部分だけに舌ブラシが当たるようにしましょう

舌苔は“強い口臭の原因”とも言われています。

ウイルス対策だけでなく口臭の予防にもなりますので、ぜひホームケアに加えてみて下さい!

使用方法など不安な方、お困りの方はいつでも歯科医師、歯科衛生士にご相談下さい!!

投稿者: DENTAL TANIZAWA

2020.05.03更新

いつも当院をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
また、通院中の患者様におかれましては、来院時の感染予防対策にご協力いただきまして誠にありがとうございます。

DENTAL TANIZAWAは開院時より徹底した感染症対策をしておりましたので、このような状況下での中でも自信を持って診療を継続できると判断し、現在も休診せずに診療を継続して行っております。

一部報道では歯科医師や歯科衛生士の感染リスクが高いと報道がありましたが、正直なところ私たちにとっては『何を今さら・・・』と感じてしまうような内容のものばかりです。

なぜかと申し上げますと、歯科医院には毎日何十人もの方々がいらっしゃいます。
中には感染症(B型肝炎やエイズなど)をお持ちの方もご来院されます。
ご自身で感染症を申告してくださる方が殆どですが、中には申告をされない方もいます。
また、今回の新型コロナウイルスのように、ご自身が気づかないうちに感染症にかかられている方もいらしゃいます。

【全ての患者様が感染症をお持ちであると考えて感染症対策を行うこと】
このスタンダード・プリコーションと呼ばれる対策を、全国の歯科医院では日常的に行なっていたため、
これまで『歯科治療を通じて患者様が感染した』という報告はございません。この報告をとても誇りに思います。

ではなぜ、私たちは感染のリスクが高い中で日々診療を行うのか?
それは患者様が私たちを必要としてくださるからです。
このような状況下の中でも『DENTAL TANIZAWAは感染症対策が万全で安心だから来ました!』とご来院してくださることに心から感謝申し上げます。

今回、緊急事態宣言が延長されるように、新型コロナウイルスの影響は数ヶ月ほど続くと予想されます。
この状況下の中で、歯科医院での治療はどうすれば良いのか?という疑問に対して、私の見解をお伝えさせていただきます。

歯科は他の科と大きく違う点があります。それは『通院が一生涯必要』という点です。
虫歯の治療が終わっても、それはマイナスがゼロになっただけです。
年月と共にゼロから再びマイナスへ行かないように、継続して歯科医院でメンテナンスを受ける必要があります。

残念ながら、風邪や切り傷と違い、虫歯や歯周病は自然には治りません。歯科医院でしか治すことができないのです。
そして、放置すればするほど時間もお金もかかってしまいます。

緊急事態宣言の中で必要のない治療は、ゼロからプラスにする治療だけだと私は感じます。
当院が行なっている治療の中ではホワイトニングくらいでしょうか。

現在、クリーニング(歯周病治療)に関しては歯科医院によって見解が分かれておりますが、当院はメインテナンスも大切な治療と考えておりますので、いつもと同じように受け入れております。
このような時期だからこそ、口腔内の細菌数を減らしておくことで肺炎発症のリスクが抑えられます。
つまりクリーニング(歯周病治療)は命を守る治療だと私たちは考えていますので、メインテナンスの患者様もどうぞ安心してご来院ください。

新型コロナウイルスの影響はまだまだ続くでしょう。
この状況下が続く中で、私たち歯科医療従事者のできることは、【口腔内を清潔にして肺炎発症のリスクを少なくすること】だと信じています。

未曾有の時代だからこそ、【開院していることが安心】と感じててくだされば、これ以上の喜びはございません。

皆様の健康を心よりお祈り申し上げます。

DENTAL TANIZAWA 院長 谷澤綾乃

 

投稿者: DENTAL TANIZAWA

2016.08.28更新

先日歯科衛生士セミナーに参加してまいりました。

 近年よく耳にする2030年問題に対し、日本が超高齢社会を迎えた時の予防歯科での歯科衛生士の重要性等を再確認することができたセミナー内容でした。

 

DENTAL TANIZAWAではスウェーデンに倣い予防に力を入れています。

この数年で “予防歯科” という言葉はよく耳にする様になりました。

しかし、実際に歯科医院で予防のシステムがきちんと整っている医院は20%前後だそうです。

当医院では開院当時から予防のシステムが確立され、メインテナンスで、長期に渡り健康な口腔を維持できるようにと、担当歯科衛生士制を設けています。

 

今回のセミナーでも歯科医師の治療のサポート役ではなく歯科衛生士が独立し、予防をメインで行う事が全身の健康維持のためにも必要であると再認識出来ました。

 

今後日本で高齢者が増えるに伴い、介護の人も増えていきます。

富山でいちはやく、口の健康が全身に繋がると介護施設を周っていた歯科衛生士のレジェンド清田先生。

今まで知らなかった介護・訪問歯科の分野でのお話しを沢山聞く事ができました。

自宅での入れ歯の正しい管理方法など実践的なものを修得できました。

 

高齢者の死因第一位の誤嚥性肺炎が、週に2度だけの徹底した口腔ケアでゼロにする事が可能になること。

日本から世界に向けても高齢者の口腔ケアを発信し今では海外でのセミナーも開催されております。65歳を過ぎて、なお現役の清田先生には沢山のパワーと知識を頂きました。

 

私たちも清田先生に負けないように、高齢者の口腔ケアも含めて、西早稲田から予防をもっと発信していけるようにしていきます!

 

清田先生、大変貴重なお話しをありがとうございました。

 

歯科衛生士 山川 由弥

投稿者: DENTAL TANIZAWA

2016.07.16更新

皆様は歯周病の原因ってご存知でしょうか?

歯周病は治らないと思い込んでいませんか?

このブログを読んで頂ければ答えが見つかるはずです!

 

私はスウェーデンをはじめとするスカンジナヴィアの歯科治療を勉強するまで、歯石を落とす事イコール歯周治療と何十年もの間信じて、歯石をガリガリ除去しておりました…。

 

しかし、スウェーデンをはじめとするスカンジナヴィアの歯科治療を勉強していくうちに、なんと歯周病の原因は歯石では無いと知りました。

 

原因は歯に付着しているヘドロのようなバイキンの集まり「バイオフィルム」なのです。

 

“バイオフィルムを取り除けば歯周病は治ります!!”

 

しかし、残念ながら歯ブラシ、歯間ブラシではバイオフィルムは取りきれません。

しかも、バイオフィルムは取っても取っても永遠に付くものなのです。炎症が引き起こされる約3ヶ月に1度は剥がし落とすことが推奨されています。

 

歯科医院に行くと、歯石が付着しているので取りましょうねー。とガリガリと歯石除去をされた痛い経験があると思います。

 

実はこのガリガリが曲者なのです。

 

ガリガリはスケーリング、ルートプレーニングと言って歯の表面、歯肉の下の歯石を取る事なのですが、同時に歯面を傷つけてしまうことがあり、非常に繊細な技術が必要な処置なのです。

 

闇雲に歯肉の下の柔らかい歯質をキズつけてしまうと大変!!

歯の根が薄くなったりキズが付いたりし、そのキズに汚れが入り込み更に悪化してしまうことさえあります!

 

また、PMTCという、研磨剤を塗りブラシや柔らかい器具でツルツルに仕上げていく処置を受けたことがある方も多いと思います。

実は歯科衛生士が良かれと思い行っているPMTCさえも歯に摩擦が加わり、負担がかかってしまうことがあるのです!

 

PMTCは一般的には何処の歯科医院でも行っている処置です。私もDENTAL TANIZAWAの前はもちろん行っていました。

また、PMTCは大体1万円位する処置のため、スペシャルな処置だと皆様感じる様です。

 

研磨剤を使わないで処置したりと色々と歯科衛生士が歯を傷つけ無い様に工夫しているとは思いますが、

私は「PMTC以外にバイオフィルムを除去する方法は無いか?」とずっとモヤモヤしていました。

 

“そこで夢のような器材スイス製の「エアフロー」の登場です。”

水溶性のとても粒子の細かいパウダーを圧縮された空気と水と一緒に歯面に噴射することで、バイオフィルムをスピーディーに除去できる機器なんです! 

あっと言う間にバイオフィルムが除去でき、歯面がツルツルになるにもかかわらず、痛みが無い処置なのです!

 

更に、着色などの黄ばみも同時に取れますので、ピカピカの白い歯が蘇ります。

ですので、患者様もとても喜んでいただけます!

今、エアフローがあるおかげで歯周病治療はよりスピーディーで、痛みを最小限に抑えた処置を行うことが出来るようになりました。

 

まだご経験無い方は是非、体験していただけたら嬉しいです!

 

投稿者: DENTAL TANIZAWA

2016.06.16更新

院長の谷澤がインプラントのセミナーに参加致しました。

 

折角入れたインプラントが抜けてしまったり失敗してしまう大きな理由の1つが歯周病です。

 

当院ではもちろん歯周病を治してからインプラント治療を行います。更に歯周病に強いスウェーデン製のインプラント【アストラテックインプラント】を使用しております。

インプラントは世界各国沢山のメーカーがあり様々な国で生産されています。

 

そんなスウェーデン製のアストラインプラントをもっと極めたいと思い、さらなる高みを目指してインプラントのセミナーに参加しました。

 

アメリカのインプラント学会で発表されている先生方から直接色々な話を聞くことができる非常にレベルの高い先生方の集まりです。

これからみっちりインプラントを更に極めるべくこのセミナーに参加することにしました!

 

必死でついて行きたいと思います!

投稿者: DENTAL TANIZAWA

2016.03.13更新

歯周病の一番の原因であるバイオフィルム形成研究の世界第一人者である『Per Ramberg教授』の特別講演に歯科衛生士の山川と行って参りました。

世界の歯科衛生士のトップといわれるスウェーデンの優れた歯科衛生士教育の頂点であるイェテボリ大学歯科衛生士学校の元学長のPer Ramberg教授による講演を前々から心待ちにしておりました!

イェテボリ大学で実際に行っている歯周病治療法の最新知識から、昔から揺るがない基礎知識まで明日の診療から活かせる講義でした。

耐性菌などの影響も考え、当院はもともと抗生剤(抗菌薬)はなるべく使わない診療を心掛けておりますが、間違い無かったのだと嬉しく感じております。
“慢性的な病気である歯周病の治療に抗生剤は残念ながら有効的ではありません。”
歯周病を簡単に薬だけで治せるならば、どんなに幸せでしょう!
今の医学レベルでは残念ながら歯周病治療は地道にコツコツ治すしか無いのです!

そして、歯周病は歯科医師の治療だけでは治らない病気です。

歯科衛生士の治療、例えば歯磨きの指導や歯石除菌などが一番のキーポイントです!
歯磨きの指導なんて、、、と思ってらっしゃる方をプロ級に育てあげるには歯科衛生士の腕の見せどころです。

また、歯ブラシやうがい薬の選び方や、イェテボリ大学の研究した最新のサプリメントなど、様々な情報を得ることも出来ました。

いつも世界の最先端を研究しているイェテボリ大学のレベルの高さに驚きますが、最先端と言っても高額な材料や器械を勧めるような研究は殆どありません。
シンプルな研究ばかりなのも流石です。
良い意味で泥臭い研究が多く、無駄にカッコつけた研究が無いのが私がスウェーデン イェテボリ大学ファンの理由の一つです。

Per Ramberg教授からパワーをいただき、明日からの診療が楽しみです!

歯周病治療は歯科衛生士と2人3脚で治療するからこそ、やり甲斐がある治療なんです。


院長 谷澤 綾乃

投稿者: DENTAL TANIZAWA

2016.02.10更新

歯科衛生士 山川が第1回SDA(スイスデンタルアカデミー)公認の「エキスパート衛生士」の称号をいただきました!

これは歯周病研究の先進国であるスウェーデン、イエテボリ大学に20数年前より留学され、最先端の歯周病学を教えてくださってる岡本浩先生、竹内泰子先生のセミナーを2年間受講した者だけが受験する資格が与えられます。

歯周治療の基本、概念、理論、生物学、歯周インフェクションコントロール、メンテナンスの必要性、歯周治療の問題点の解決法、臨床での取り組み方などを細かく2年間学びました。

特に歯周治療に欠かせないスイス EMS社の
「エアフロー マスターピエゾン」の使い方はチップの使い方、選び方、当て方など臨床ですぐ使えるよう、模型、相互実習で様々な症例に関して注意深く指導を受けました。

そして、正しいプロービング、正確な審査診断、器具の正しい使用など基本的な事が如何に大切かも学びました。

竹内先生が仰る
『肉(歯茎)を見なさい…
血が出るかどうかを見なさい…』
という言葉が私は好きです!!

2年間、目からウロコの授業ばかりでした。

今のレベルに満足せず、もっともっと勉強しなければ世の中にに送れてしまうなとも痛感いたしました。

当院の患者様の中には非常に歯科の知識があり、勉強しすぎて迷っている方もおります。
エビデンスに基づいた真実はなんなのかを伝えられるよう更に深く学んでいきたいと思います。

健康は口の中からです。
患者様のお口の中の僅かな変化に気づけるのは私たち歯科衛生士です!!

SDAのセミナーを受講し始めてから、五感をフルに活かして観察するようになりました。

初回第1期生のエキスパートDHとなれたことを誇りに、さらに勉強していきます

投稿者: DENTAL TANIZAWA

2015.12.13更新

富山県富山市でご開業されている、「あすなろ小児歯科医院」さんのセミナーに参加して参りました。

ホームページが無いにもかかわらず、ママさん達の口コミだけで、富山市の子供たちの約半数が通院している伝説の小児歯科です。

 

このクリニックに見学に行ったことのある当医院の歯科衛生士 山川から、その凄さについて聞いていたので、以前からこの日を心待ちにしていました。

“歯科医院なのに、まるでお城!”
“歯科医院なのに、お姫様や魔法使いや妖精がいる!”
“歯科医院なのに、子ども達が行きたくて仕方が無い!”

など、常識では考えられ無いくらい想像の斜め上を余裕で超えていった、歯科…いや、夢の王国でした!
感動を与える数多くのアイデアの一つで、佐野医院長先生からいつも子供たちに渡している指輪をプレゼントして頂きました!

 

 

子供たちの成長のために自分たちに何ができるのかを考え、形にしていきながら、スタッフたちも楽しんでいる姿が印象的でした。
また、歯科にとどまらず、あすなろ小児歯科医院主催のピアノコンクールなど、子どもたちの健やかな成長のためのサポートもしてらっしゃいます。

院長 佐野先生の「世界中の子どもたちを虫歯にさせないんだ!」という熱い想いが溢れ出ていました。

本日のセミナーを通して、当院に取り入れたいことや勉強を深めていきたい分野などが沢山出てきました!

患者様が当院に対して抱いてくださっている期待を、良い意味で裏切ることのできる『感動していただける場』になることを目指していきます!

貴重なお話を聞かせてくださいました、あすなろ小児歯科の佐野正之院長先生、ならびにスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

 

投稿者: DENTAL TANIZAWA

2015.11.26更新

歯科衛生士の仕事というと“歯のクリーニング屋さん”みたいなイメージが強いのではないでしょうか?
実は、技術的な面だけでは無く、歯科衛生士には“患者様へ歯科に関する知識の提供をする”という重要な仕事もあります。


最も診療の中で基本となるのは患者様とのコミュニケーションです。


歯科医学先進国のスウェーデンの歯科衛生士学校では、心理学の授業が大半を占めている程、歯科衛生士にとって心理学・コミュニケーションスキルは非常に大切なものです。
スウェーデンでは、患者さんに合わせた対応をしっかり学んでから現場に出ます。


一方、日本の歯科衛生士はあまり深く心理学を学ばないまま、歯科医院で働きはじめることになります。
歯科衛生士になった後も、技術を教えるセミナーは多い中、心理学のセミナーは本当に数が少なく、書籍などでも歯科衛生士に必要な心理学を伝える書物は殆ど無いのが実情です。


そんな貴重な歯科衛生士に必要なコミュニケーションスキルを学ぶことができる、歯科衛生士 川崎律子先生のセミナーに参加して参りました。
全国各地でセミナーをしている大人気の川崎先生。
二ヶ月前に受講した川崎先生のセミナーで心理学や患者様に合わせた対応など、とても多くの事を教えて頂きました。
二回目の今回は、大宮で開催されたセミナーに参加しました。


今回のセミナーでは、患者様を理解する為に必要な“ソーシャルスタイル・エゴグラム”など専門的な事も詳しく教えて頂きました。


たとえ素晴らしい歯科技術や多くの知識を習得しても、患者様との信頼関係なくしては残念ながらその力を最大限に発揮することができません。
多くの患者様に喜ばれる歯科医療を高品質に提供できる為に心理学・コミニケーションスキルを習得すことが求められることを更に実感しました。


“スキルや知識を最大限に患者様に発揮できる手段としてコミュニケーションがある”と言っても過言ではありません。


単なる情報や知識のやりとりだけではなく、来院して下さる全ての方に合わせた対応が求めてられます。


患者様にとって唯一の担当歯科衛生士となれるよう、更に深く心理学・コミュニケーションスキルを向上し、人間力も高めようと思います!


歯科衛生士  山川 由弥

投稿者: DENTAL TANIZAWA

2015.11.08更新

11月7日〜8日の2日間
「スウェーデンのGöteborg大学名誉教授のJan Lindhe先生」のセミナーに行って参りました。


1日目は歯科衛生士と参加しました。
朝から一番に並び、張り切って正面一列目をゲットしました!

Jan Lindhe(ヤン リンデ)先生はスウェーデンのGöteborg大学 歯周病科の元教授で、“リンデの分類”という歯周病の指標を表す分類があるくらい、歯科医師、歯科衛生士では知らない人はいない超有名な歯科医師です。

80歳の今はイタリアの診療所で現役バリバリです!
詳しくはこちらへ。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ヤン・リンデ


私はかつて、福沢諭吉先生やエジソンの様に歴史上の人物だと思っていました…。
歯科界では伝説の歴史上の人物かと思われている方も多い、憧れのリンデ先生の講演を直接拝聴出来るだけでも興奮で、私は前日からソワソワしておりました。

講演会では、特にバイオフィルム除去が如何に大切かを力説されており、山川は歯科衛生士という職業に更に誇りを持つことが出来たそうです!

『歯科衛生士になって良かったと本当に思いました!』

とキラキラした目で山川に言われ、一緒に貴重な講演を聴くことが出来て良かったと心から思いました。

また、リンデ先生から抗生物質(抗菌剤)を使った歯周病治療法に疑問を抱いていると聞くことができ、やはり私達のやって来たことは間違い無かったと嬉しく思いました。

『歯周病を薬で治す』と宣伝している歯科医院が増えておりますが、そのような薬任せの治療法を行っているのは日本だけです。
「歯科医師自ら、当院は薬に任せてます!」と言っているのと変わらないのでは?と感じてしまいます。

リンデ先生は『歯周病治療は薬では治らない。メカニカル(機械的)な治療が必須です。』と力説されてました。つまり何よりも、歯科衛生士のクリーニングや御自宅でのホームケアが何より大切なんです。

講演会の後、リンデ先生の最新の歯周病の本にサインしていただきました‼︎(これは家宝にします☆)

興奮冷めやらぬうちに、今後のDENTAL TANIZAWAにリンデ先生エッセンスを加えるべく、打ち上げをしました。

 

2日目はAFD(スウェーデンの歯科医療を日本で普及しているスタディーグループ)に所属している歯科医師限定のヤン リンデ プライベートセミナーに参加いたしました。

主にインプラント関連の講演内容で、リンデ先生が天然の歯を守るために治療計画をどの様に立案されているか等を、様々な論文を挙げながら説明してくださいました。

一日中、立ったまま講義してくださり、80代とは思えない程パワフルな姿に感銘を受けました。

ビートルズ好きの方がジョンレノンに会ったくらい、私にとって憧れのリンデ先生の講義を2日間も聞くことができ、本当に幸せでした‼︎

明日からの診療に必ず活かしていきます!
リンデ先生、そして、通訳を2日間してくださった竹内泰子先生ありがとうございました!


DENTAL TANIZAWA  院長 谷澤 綾乃

投稿者: DENTAL TANIZAWA

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